当園のミカン採りさんをご紹介します。
最初に・・・ミカン採りさんは園主のことを「社長」と呼んでいます。当園のミカン採りさんの仕事は、ミカンを採って近くのキャリーに移すところまでです。そのキャリーを社長がモノラックで運んでトラックに積みます。いわゆる荷出しは社長が行います。

いくら俺が頑張ってミカンを作っても、みんな(ミカン採りさん)が来てくれなかったらどうにもならない。
本当にその通りなんです。世の中にミカン採りさんは沢山いてるだろうけれど、当園のミカン採りさんは特別です。何が特別って、よく笑いよく話します。とにかく明るい。なのに仕事はきっちりしてくれます。各々がいかに社長の荷出しが楽にできるかを考えて行動してくれます。では、ミカン採りさんを紹介します。

南の暖かい国からお嫁に来たMちゃん。本当によく気が利きます。そしてよく社長に逆セクハラを仕掛けます。これが嫌味が無くて、おもしろい((´∀`))ケラケラ。すぐにみんなMちゃんを好きになっちゃいます。当園のお茶目な話は主にMちゃんが繰り広げてくれます。本人は自覚していないようですが、Yちゃんとのコンビが最高です。Yちゃんがいない時は逆セクハラも封印して静かです(笑)。

都会生まれの都会育ち。 都会からお嫁に来たYちゃん。 Mちゃんとの掛け合いが絶妙です。 「やだ~、Mちゃんたら~( ´∀` )」と都会育ちらしく切り返します。Yちゃんの笑い声は山全体に響き渡ります。社長はYちゃんを「笑いの神様」と言います。ピンク色が大好きで、お弁当も水筒も山着や手袋までピンク。みんな山用グッズを買うときはピンクはYちゃんの色だからと避けます(笑)。

1番年配だけど、だれよりも早く山を駆け上がる愛媛生まれのTさん。毎朝近所の神社の階段を上り下りして健康に気をつかっているだけあって、70歳を超えているのに誰より元気。パワーに自信のある私もMちゃんも置いて行かれるほど早く山を駆け上がります。

この3人が毎日来てくれる方々です。この3人以外に関西人のNっち。一番若いMSちゃん。そして私の高校の同級生MW。が仕事が休みの時に来てくれます。
エピソード① 休憩時の一コマ
当園のミカン採りは11月ころからです。まだ2カ月以上先ですが、思い出しただけで笑ってしまうミカン採りさんエピソードがたくさんあるので、今年のミカン採りシーズンを迎える前にちょこっとばらしちゃいます。
当園の休憩時間は、9時45分~10時、12時~13時、14時45分~15時までです。ミカン採りさんたちはミカン採りの最中に傷つけてしまったミカンをポケットに入れておき、休憩時間にみんなで分け合って食べます。

誰かミカンある?

あるよ。さっき拾ったミカンだけどね (笑)
と素知らぬ顔をしてYちゃんが食べるのを待ってから言います。またある時は・・・

このミカン、鳥がつついてるから甘いんだよ。つついたところだけ除いたら食べれるよ。私はこの間お腹痛くなったけどね (笑)

やだ~社長~Mちゃんが意地悪しま~す。
もちろん両方ともちゃんと食べれるミカンではあるのですが、Yちゃんが食べるのを待っている間のMちゃんの顔ったらありません。

ここは保育園ですか (笑)
こんな会話は日常茶飯事です。💦
エピソード② 見たんか~い
前述のとおり、傷つけたミカンや落としてしまったミカンは、自分たちで食べます。何個も上着やズボンのポケットに入れるとビロ~ンとポケットが下がってしまいます。

Mちゃん、すごいね。

すごいでしょ。社長よりすごいかも…(笑)

やだ~Mちゃんセクハラだよ。社長に訴えられるよ。 (笑)

そうですよ。訴えますよ。 (笑)
有り得ない会話が飛び交います。
エピソード③ 園地名変更

「明日は○○の山です」
通常、住所や地区名で山を説明します。ですが、近くに山が隣接している所もあります。そんな時は

「Yちゃんがモノラックに挟まった山?」

「Mちゃんが木にぶら下がってた山?」
などと園地名がどんどん変わっていきます。言葉だけ聞くと危険なように聞こえますが…
Yちゃんがモノラックに挟まったというのは、ツルンと滑ったYちゃんがモノラックのレールの隙間に挟まっていたという話です。
Mちゃんの話は、Yちゃんがミカンを採っている最中に異変を感じ横を見ると、Mちゃんが無言で枝につかまっていたという話です。

やだ~Mちゃん、そんな細い枝につかまっても無理だよお。
ツルンと滑ったMちゃんは細い枝につかまった状態で、足は地面についていたそうです。誰かに見つからないように静かに滑ったMちゃん。そしてほっそい枝につかまって息をひそめていたMちゃんを想像しただけで笑っちゃいます((´∀`))ケラケラ
そして、この2人の会話を微笑みながら見守っているのが年長のTさんです。
当園ではこのように園地名が「○○ちゃんの○○した山」と変えられてしまいます。みんなそれを理解しているので、滑る時もこける時も決して声を発せず、静かに態勢を整えます。(笑)
まとめ
まだまだエピソードはたくさんあります。
文字だけでは各々のキャラクターを理解しづらいかもしれませんが、本当に楽しいミカン採りさんたちです。
こんなキャラ強めなミカン採りさんたちですが、ミカン採りはとても丁寧。是非ミカン採りさんのエピソードを読みながら、当園のミカンを食べてみてください。思わず微笑んでしまうかもしれません。😊



コメント