こんにちは。ちえみかん🍊です。
ミカンの収穫が近付いてきました。日中は収穫をし、夜は選果(果実をサイズや品質ごとに分けます)。朝はお客様への発送。
忙しくなるであろう日々を想像し、気を引き締めています。

忙しくなってもらわないと困るんですけどね…^^;
ワイヤーメッシュの設置
以前、獣被害対策の補助金の入札に行った記事を書きました。
その入札で落札してくださった業者さんがワイヤーメッシュと電気柵を納品してくださり、夫と2人で園地に設置しました。
初めてこの事業に申し込んだので、正直少し失敗してしまいました。
ワイヤーメッシュが足りません・・・😿もちろん支柱も・・・
見積りを出す段階で実際に計測すれば良かったのでしょうが、マップ上で計測したので地形を考慮していませんでした。
実際に設置しようとすると、カーブしているところで1枚余分に必要になったり、メッシュとメッシュのつなぎ目が重なるため、その重なりの分足りなくなったりしてしまいました。
足りなかった分は再度補助金を申請するわけにはいかないので自腹になります。
今回設置した園地は結構山の中で、近隣の園地は廃園になってしまいました。ということは、鳥獣にとって当園の園地が絶好の餌場になります。
イノシシだけでなくハクビシン、タヌキ、野ウサギもやってきます。
ワイヤーメッシュにもいろいろ種類がありますが、小動物にも対応できるようにワイヤーメッシュの下の方が狭くなっている物を選びました。
イノシシは優れた跳躍能力をもっていますが、ワイヤーメッシュを飛び越えることよりもくぐることを好むそうです。
イノシシだと120cm以上の高さがあれば良さそうです。
設置方法と注意点
① 周囲の草や雑木を片付ける。
② 出発点を決め、ワイヤーメッシュを設置。ワイヤーメッシュとワイヤーメッシュのつなぎ目は1マス重ね、園地をグルっと1周隙間なく囲む。
③ 地面と柵の間に隙間がある場合は、隙間に重たい物を置いて、くぐることが出来ないようにする。
設置で苦労した点
設置した園地は周囲が山のため、園地の上は斜面です。
イノシシがくぐることを好むといっても飛び越える恐れもあります。なるべくミカンの木から離した平らな所に設置するため雑木を伐採しました。イノシシが隠れる場所を作らないため、周囲の雑木も出来るだけ片付けました。
この雑木の伐採が大変でした。
カズラにまけたのか湿疹が・・・😢
電気柵の設置
ワイヤーメッシュと電気柵を併用しました。
ここでも失敗が・・・😿
業者さんに「電気柵をする際の資材一式の見積りをお願いします」とお願いしたはずなのに、納品され、いざ設置をしようとした段階で支柱に電柵線を留めるクリップが入っていませんでした。
市に確認しましたが、見積書に入っていなかったそうです。
少額とはいえ、これも自腹になります…。

初めて自分たちで電気柵を取り付けたので、良い勉強になったと思いましょう💦
電気柵を設置すると、電柵線にはプラスの電気が流れて、地面にはアースを通じてマイナスの電気が流れます。
仕組みとしては、電柵機 → 電柵線 → イノシシ → 地面 → アース → 電柵機 と動物が電柵線に触れることによって、電気の通り道ができてイノシシに電気が流れます。

設置方法と注意点
① 電気柵に草があたると漏電してしまい電気柵の意味が無くなるので、電柵線に触れる恐れのある部分の草をきれいに抜く。
② アースを湿り気のある場所に、間隔をあけて深く打ち込む。
アースが機能しないと、十分な電流は流れません。地面に対して垂直に、しっかりと打ち込みます。
アースの間隔は、できるだけ離して打ち込んでください。
③ 電柵線は、地面から20cm間隔で2段張る。1周隙間が無いように張りました。
イノシシは口元や鼻先以外の体毛のある部分で電線に触れてもほとんどショックは感じません。

通電するよ~
通電したのを知っていたにも関わらず、電柵線の下の草が気になって抜こうとし、ビリビリ~

うわっ、ビックリした~。
電柵線に触ってしまいました。何と説明したらいいのか、今までに感じたことのない不思議な経験でした。特に身体に異変が起こるような電流ではありませんが、不快でした。
イノシシは臆病な動物なので、私のように電柵線に触れて不快に感じ、電柵線を見たら警戒するのだと思います。
イノシシが慣れたらいけないので収穫が終わったら電柵は片付けますが、収穫までの1ヶ月足らず鳥獣被害がないことを願います。


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