私の今日の作業は菜の花抜きです。
菜の花といえば「春の花」というイメージがあるのではないでしょうか。
逆に「菜の花を抜く」というイメージは無いのではないでしょうか。


この園地は、廃園になっていた知人の園地をあたり、作ることになった園地です。(園地をあたる…主にミカン産地で使われる農業用語。園地の管理、収穫作業に従事するという意味。他人の園地でミカンを作ることを指す。)
2年前、樹木を伐採し早生ミカン(田口早生)の苗木を植えました。
この時期、日当たりが良く木が小さいため、この園地は菜の花畑になってしまいます。菜の花は1月頃から5月頃まで咲き乱れます。抜いても抜いても、どこからともなく種が飛んできてまた咲きます。
菜の花は生命力が強く、根っこが地中に残っていると何度も咲きます。菜の花の根っこは蕪のように太く丸くなります。なるべく根っこが小さい内に抜かないと、抜けなくなります。
抜いた菜の花は、園地の端の邪魔にならないところまで持って行かなければなりません。この時期抜くのは簡単なのですが、持って歩くのが大変なんです。
ただでさえ、歩くのが大変な急傾斜地なので・・・💦
この作業を毎年繰り返します。今年きれいに抜いてもまた来年同じように咲きます。毎年毎年抜くことによって少しずつ咲く面積が減り、樹木が大きくなることによって咲く面積が減ることを期待して…
園主の作業は園地整備です。
私が菜の花抜きをしている間に、園主は少しでも作業がし易いように、鍬で園地を整備し、土壌改良のピートモスを撒きました。(価格が高いので、残念ながら一部しか撒けませんでしたが…😿)

ピートモスとは・・・
水苔類などが湿地に堆積し腐植化した泥炭を原料とする、軽量で通気性・保水性に優れた有機質土壌改良材です。
ガーデニングなどにも重宝されています。
この園地は、前述のとおり知人の園地をあたったものです。急傾斜のため廃園になっていたのですが、当園の上の園地だったことからあたることにしました。
実際に作り始めると、土壌が砂のようにサラサラで、歩くのもままならない感じです。当園の続きの園地なのにどうしてこんなにも土壌の質が異なるのでしょうか。思い当たるのは除草剤です。
当園は近年、出来る限り除草剤を使用しないように努めていますが、農家によっては除草剤に頼っているところもあります。草生栽培って知ってますか?
除草剤を頻繁に使用している園地の土壌はサラサラになります。
理 由
・雑草を枯らすことにより、土壌中の根がなくなる
・雑草がなくなると、微生物のエサとなる有機物が供給されなくなる
・更に除草剤により土壌が酸性化し、微生物が死滅、減少する
このままでは美味しいミカンも栽培できない、栽培できても収穫が難しい。
当園はミカン採りさんあってのミカン農家です。ミカン採りさんが収穫ができないような園地だとどうにもなりません。
今年はこの園地の土壌改良、園内整備を試みる予定です。



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