甘平の選果
通常、選果は選果機で行います。(写真は「温州ミカンの選果中」です。)
選果機にミカンをうつし、選果台を流れる途中で小玉や大玉は選果台から自動で落ち、サイズ分けがされます。
更に選果台を回転しながら流れ、その間に傷のある果実ときれいな果実を分けます。
品 格
精品・・・傷のほとんどないきれいな果実です。
可品・・・風傷など生傷では無い傷が少しついている果実です。

当園の「家庭用」として販売している果実は、この可品です。
格外・・・傷の大きな果実です。多少の生傷も含まれます。

おそらく、よく見かける「家庭用」や「訳あり」の果実はこの品格ではないでしょうか。
加工・・・生食では食べることが出来ない果実です。加工品としてジュースやゼリーなどの原料 になります。
甘平は選果機を通すことが出来ないため、手選果で分けました。(手選果…名前のとおり、1つ1つ大きさを計り、品格分けをします)
今年の甘平はきれいでサイズもレギュラーサイズで申し分ありませんでした。
ただ、房の周囲が緑色になっている果実、変形している果実、果実のおしりの部分が硬くなっている果実がありました。房の周囲が緑色になっている果実や変形している果実はその度合によって精品、可品、格外となりますが、果実のおしりの部分が硬くなっているものは売り物にはなりません。
硬くなっている果実の皮を剥いてみると、硬い部分が酢上がりしていました。
(酢上がりとは、水分が無くスカスカした状態です。)
明日、全量出荷します。
サンライズ撒き
午後からは土地改良剤「サンライム」を撒きました。
サンライムとは、カキ殻を原料とした天然の有機石灰です。サンライムを撒くことで有機物が有用な菌などの微生物の餌となることで、微生物の活性が高まり、土壌を柔らかく改善してくれます。
また、酸性の土壌を中和してカルシウムとミネラルを供給し、土壌を柔らかくすることにより通気性や水はけを良くし、土壌を健康な状態に保ちます。作物の増収や品質向上につながります。
さらに微生物による分解や発酵などで地力が高まった土壌は、病害虫の発生が少なく農薬の散布を減らすことが出来ます。
使用量の目安は、10アールあたり100~200㎏です。畑の前面に散布します。
家庭菜園などにも重宝される肥料です。
まとめ
ミカン農家は収穫のイメージが強いかと思いますが、毎日毎日、地味な作業の積み重ねです。
専業主婦の方に「名も無き家事」がたくさんあるように、農家にも「名も無き地味な作業」がたくさんあります。これからも農作業の日々を綴りながら、名も無き作業をご紹介していきたいと思います。


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