こんにちは。ちえみかん🍊です。
だれもが「食べるなら美味しいミカンが食べたい」と思うでしょう。では、美味しいミカンとはどんなミカンで、どうやって見分けたらいいのでしょうか。
まずは、美味しいミカンをつけるミカンの木についてお話ししたいと思います。
ミカンの木の成長
ミカンの木は苗木を植えて2年目ころから実を付け始めますが、木の成長を優先させるため幼い木は花を全て落とし、実を付けないようにします。
木の成長具合にもよりますが、5年目くらいになると木もある程度大きく丈夫になるため、収穫できるようになってきます。
ただ、若木の間はミカンの木に元気があるため、果実が大きく、味も大味です。ミカンはストレスがかかった方が甘くなりますが、木が若いとヘタが大きく、果実に水分が行き渡りストレスがかかりにくい状態になります。よって大味になります。
15年ほど経つとヘタも小さくなり、適度な水分が送られるようになるので美味しいミカンをつけるようになってきます。この頃になると、味も収穫量もグンと上がります。
樹齢15年ころから40年ころまでが収穫量のピークと言われ、品質の良い美味しいミカンが生ると言われています。その後だんだんと老化が進み、収穫量が減ってきたり隔年結果が起こったりして植え替えの時期になっていきます。

個人的には樹齢の経った木の方がストレスがかかって甘いと思うんです。でも、収穫量などを考えると植え替えはやむを得ません。人間と同じですよね…いろいろ経験して齢をとったからこそ分かることもあるけれど、それは古い考えとなり老害となっていく…ふと、そんなことを考えました(笑)
美味しいミカンの見分け方
① 色が鮮やかなオレンジ色

毎年、南柑20号を見ると「きれい」と思っちゃいます。それほで濃いオレンジ色になります。
② 細い枝の先端についた実で、ヘタが小さい果実
③ ヘタが黄緑
④ 皮に張りがあり、薄く、きめが細かい
⑤ 形が平べったい
⑥ 菊ミカン

うちのミカン採りさんは「菊ミカンだ」と喜んで食べます。品種名ではなく、ミカンの皮が菊の花のように凸凹しているミカンのことを言います。雨が少ないことによってミカンが乾燥し、甘みが凝縮された濃厚なミカンです。もし購入されたミカンに入っていたらラッキーと思って食べてみてください。
まとめ

ヘタが小さく黄緑色。皮が薄く、キメが細かく張りがある。形は平べったく、できれば菊ミカン。
美味しいミカンがお手元に届きますように 😊



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